out of thin air
「out of thin air」で「どこからともなく」。
たとえば、Java の long
への代入は上位と下位の32ビットずつに分けて実行してもいいことになっているが、実際にそうなった場合、0x0000000000000000
に 0x0123456789ABCDEF
をしたはずなのに 0x0123456700000000
や 0x0000000089ABCDEF
が得られてしまう瞬間がある、かもしれない。こういう風に「誰もそんな値をセットしていないのにそういう値が得られてしまうことはない、という安全性」を「out-of-thin-air safety」というらしい。
ところで、この「out of」のニュアンスがよく分からない。「out of」と言えば、このあたりが真っ先に思いつく:
- out of control
- 制御不能な
- out of date
- 時代遅れな、期限切れの
- out of fashion
- 時代遅れな
- out of bounds
- 境界外の、立ち入り禁止の
いずれも、「〜の外側に」みたいな感じだと思うが、それだと「out of thin air」は「薄い空気の外側に」か? さっぱり分からん。
そんなわけでちょっと調べてみたところ、「out of」には「〜から出てくる」みたいな意味もあるらしい:
なるほど。「薄い空気 (しかないというように何もないところ) から出てくる」で「どこからともなく」か。納得。
- out of
- Having come out of
- The cat is out of the bag
あー、でも、「〜から出てくる」も「〜の外側に」だな。と、またまた独りで勝手に納得。